インドネシア視察先メモ(2)

昨年JICAの「国際協力レポーター」としてインドネシアへ行ったときの視察メモです。

視察先(2)
貧困削減地方インフラ開発事業(II)
有償資金協力
スラウェシ島 Sulawesi ジェネポント県 Jeneponto
見学先:灌漑施設(水路の整備など)、村落給水施設


都市と地方の格差。
経済発展を続ける大都市に比べ、地方では貧困率が高い地域がある。住民たちのニーズに基づき小規模なインフラ整備事業が行われている。


Case 1
Built an irrigation system (water passage in the field)
Before: Produce rice once a year
After: Produce rice, corn and beans

灌漑用水路の整備
効果:収穫量アップ(以前は米を年1回収穫。今は米・とうもろこし・緑豆の三毛作ができる)




刈り取られた稲

緑豆







Case 2
Built a water supply tower. An electric pump brings water up to the tank from the well.
Before: People had to go to the well to get water.
After: Just turn a faucet!

水を供給する施設
効果:衛生環境の向上(例えば毎日水浴びができる)。飲み水を汲みに行く仕事がなくなった子供たちに教育の機会を与える。




こちらの井戸の水をポンプでくみ上げ給水塔のタンクへ


タンクから各家庭に水が供給される




各村で自主的にプロジェクトを進めて、自分たちで作り上げていく。

うまく行ったプロジェクトに関しては他地域にも展開されている。


=================

Rural Settlement Infrastructure and Kabupaten Strategic Area
貧困削減地方インフラ開発事業(2)
http://www.jica.go.jp/oda/project/IP-564/index.html

「国際協力レポーター」とは?
約1週間の日程で、開発途上国での日本のODA活動を視察。
帰国後、現地で見てきたこと感じたことを報告、発表、情報発信します。



このブログの人気の投稿

曲がり角をまがったさきにあるのは…『赤毛のアン』

「ニーバーの祈り」 (Serenity Prayer)

大岡信さんの「言葉の力」と桜